■自慢

昭和44年5月某日、今はなき大井オートレース。
所持金2000円、オート新聞50円、それが買えず、サンスポで用を足す。
1レースから4レースまで、自信持って買えるレース無し。
5レースに前川猛、ツグオーという車で登場。
他にめぼしい選手おらず、頭鉄板。
ヒモはっきりせず、単勝500円勝負。
これがピタリ、配当500円。
ドラマは、そこから始まった。
記憶定かでないが、6、7、8、と立て続けに取り、9外して10レースも取った。
その時、手持ちの金、7万円に増えていた。
最終レース、これがまた、鉄板に見えた。
5枠の3級車スパークボーイ川島昇、同じくタマノオーの玉井。
どう見ても5ー5、どう考えても5ー5。
しばし長考、要はいくら突っ込むかだ。
意気地がないね～、どうせ儲けた銭、メイチやっちゃえ～。
しかし、懐の7万は、既に己の銭。
どうする、こうする？
結局5千円しか買えなかった～。
因みに当時、1日アルバイトして1200円、心情解ってよ～。
結果は、巻末。

東証、ソニーショックと思い気や、下がらない。
6758ソニー、6301小松、9984SB、陽転だよ。
相場ちゅうものは、人間の英知を超えている。
昨日の引けから見たら、昨夜のアメ安も加わって、ガラガラときてもおかしくない状況。
8601大和証券、3/15安値319円、アッサリ切っちまった。
どう見ても弱い足。
前述の3銘柄、これも揃ってとても弱い足。
何故戻るのか、よく解りません。
この地合、まっこと手こずる。
空売っていた6621高岳、6401新日鐵、我慢しきれず手仕舞い。
買いLCの補填に使った。
何だかちっとも儲からない。
取っても取っても取られちゃう。
空売りも、強気で安値叩くと、すぐ担がれる。
大道、川相作戦で行くしか仕方ない。

大井オートの結末
絵に描いたように、スパークボーイ、タマノオーの1、2フィニッシュ。
確か2520だったかな～配当は。
良い配当、トータルザクッと20万。
大卒初任給2万円の時代、これだから博打人生止められない。

処変わって川口オート、昭和53年6月某日。
その日は朝から、シトシト雨だった。
5枠0ハンに第三イナビカリの稲垣国（船橋）3枠に阿部光雄いた50メートル背負ってね。
稲垣は、言わずと知れた雨の鬼。
こりゃもう稲垣、阿部の5－3、1点で鉄板。
まだ序盤戦だったので、5000円だけ入れた。
これが又、絵に描いたようにピタッ。
配当ははっきり覚えている、3980円。
ところが、これがスーパーリーチに大発展。
その日、車券が機械化になった当日。
当り車券を、両替所に差し出すと、「すみません、中に入って下さい」
なにごとかと思ったよ～。
出された金額は、199万円。
何と5000円車券は、5000枚と打たれていた。
1枚は単位は10円、もう解りましたね～。
車券売り場のおばちゃんの勘違い。
とてもビックなボーナス頂いちゃって、三波伸介状態、びっくりしたな～もう～。
ギャンブラーな私、これまでの生涯成績、競馬、オート、麻雀、全てプラス。
負けはパチンコだけ。
相場は勿論プラス、止めらんないよね～博打人生は・・・。
自慢話、最後までご静聴頂き、誠に有難う御座いました。