■病葉流れて

私の一番体に合う物書き、「白川道」。
しらかわとおると読む。
10年近く書かず、待たされて待たされてやっと出たのが、「最も遠い銀河」
はっきり駄作、氏の作品にしては、リアリティーに乏しく、読むに耐えなかった。
その後、次々とでた新書も、全てダメ。
「竜の道」「冬の童話」「祈る時はいつもひとり」等々。
氏の代表作「天国への階段」、これはなかなかの秀作、佐藤浩市主演でTVドラマにもなった。
ちょっと無理もあったけど、面白い。
一番好きなのは、三部作「病葉流れて」「朽ちた花びら」「崩れる日なにおもう」。
「終着駅」も良い、中年のやくざ者と盲目の美女の結ばれぬ恋の話。
もうひとつあげれば、「海は涸いていた」かな～。
男の美学、全編に散りばめられている。
SMKの皆さん、是非一読奨める。
そして、新刊本、「新、病葉流れて」これはなかなか。
昭和40年代にしては、金額が一桁大きいのが嘘臭いが・・・。
ついでに相場小説、若い皆さんに紹介しておこう。
清水一行の「小説兜町」と「買い占め」これはお奨め。
作者が当時、東光証券に在籍し、実際に現場を体験した話なので、実に面白い。

そして東証、売買代金4800億と、ち～っと増えてきた。
代金がなきゃ～、続かないのが相場。
8604野村のアニキ、なんだかんだ言いながら、昨日の高値抜けて、なかなか良い形になってきた。
出来高もソコソコあり、どうやらドツボは脱したようだ。
N225、昨日で3日連続25日線上回り、ここ踏ん張りどこ。
思えば随分下げてもんだよ・・・。
3月高値10255円、6月安値8238円、ザクッと2000円も下げた。
きつかったね～。
代金さえ戻れば・・・。
もうこんな時間だよ～。
6752パナが頑張ってる。
出来高もそこそこあるしね。