THE-KABUKI ~ザ・株鬼~: 記事

2009年3月2日月曜日

記事

全く主体性無し、味も素気もない相場。
外の天気のように、スッキリ晴れないかな~。
ちょっと、鋭く、興味深い記事をみつけたので、パクリました。


世の中で起こることには、全て、原因があります。

それも、単純な力を加えて、物が動いた、といったものから、株式市場のように、
複雑なものからさまざまです。

往々にして、原因と結果の因果関係は、シンプルではない場合のほうが多くなります。

株式の値段が付いた結果を数字にして、グラフにしたものがチャートです。

ある意味、結果の背景を省略して、結果としての株価の推移だけに着目していくと、
原因である、企業のファンダメンタルや、経済情勢などから、バランスの崩れた相場観を持つことなく、
状況を判断でき、大きく間違うことが少ない手法ではないかと考えます。

酒田五法のように、100年以上も生き続けるチャートの基本があるのはそういうことだと思います。

株価を原因から着目していくと、膨大な要素を考慮する必要があります。

企業の業績の変化、金利の動向、株主の動向、経済全体の見通し、などなど、多すぎて、全てを列挙することなどできません。

その会社が、将来、役に立つ事業を行おうとしていることは、ぼんやりとは理解できても、
その会社の株価がどのくらい変化するかなど、いわんや10年後の姿など、わかろうはずもありません。

そんなことを平気で言うファンドマネージャーは、
何時公開するかわからない未公開株を今すぐにでも公開して大もうけできるかのように宣伝して販売している、
詐欺師と基本的には同じだと思います。

2年前の今頃、経済が世界中で、これほど悪化するなど誰がわかったでしょうか。

株価がこんなに下がり続けるなど、誰がわかったでしょうか。

20世紀中におきたインフレの経済がこれからも継続するに違いないと考えている、
ぼんやりした楽観主義者だけが、10年後だとかの話をするのだと思います。

プロの運用者は、毎日、毎週、毎月、毎年利益を上げ続けることを業としている人のことを言います。
“株式は長く持てば必ず利益が上がる”などという伝説を唱える人に、大事な資金を任せるのは、
詐欺師にお金をくれてやるのと同じことだと考えます。

ところで、チャート中心の運用手法も、ファンダメンタル注視の手法も、市場の出来高が、
全ての原因を包括してくれるくらい大きくならなければ、その手法の威力は半減以下になります。

いい例は、新興市場の銘柄に多い、出来高の少ない銘柄です。
新興市場に限りませんが、市場に、流動性が極端に少ない銘柄も出来高が必然的に少なくなりますから同様です。

このような銘柄は、原因と結果がシンプルに出るのです。

持ち株会の買い物が入ったら値段がつき、買い終わると値つかずになる。
あるいは、わずかな株主が売却したことでストップ安になる。

こんな銘柄には、チャートであろうとファンダメンタルズであろうと、関連性が一気になくなります。
原因と結果がシンプルな銘柄は、不特定多数の、したがって、不特定多数のファンダメンタルズに影響されて、
買いと売りの淘汰を経て株価が形成されているわけではないからです。
チャートが機能するのは、そんな数多くの意見の対立をこなした結果を分析するので、
その後の不特定多数の意見の傾向を察知できるわけです。

特定少数の意見だけで形成される株価に意味があるとは思えません。

そんなことを証券関係者はどんどん、発行会社に提案しなければならないと思います。
買いが入れば、株価は下がらないという概念だけで、株式の安定化を進め、
売り物を減らしている会社が、どれほど多いことか、まるで、悪い腰元にだまされて、
薬と称して毒薬を毎日飲まされているお殿様のようなものです。

そんな会社の株価はかならず死にます。

値段が付かなくなるのです。

株式を上場するということは、不特定多数の人に、さまざまに、評価をしていただくということであり、
特定者のために、株価をつけることではないのです。そんな上場会社は、早く退場すべきです。

時価総額が減少したり、値つき率が一定以下の銘柄が、上場廃止になったのはそういう意味からです。

証券関係者は、今一度、まじめに、株式市場のことを議論すべきだと思います。

このままいくと、証券市場まで、商品取引所のように、世界に取り残された市場に成り下がってしまうと思うのですが。

これって、さわがみFの事だね・・・。
実にスリランカ、正論。
てな訳で、後場戦線離脱。

お~ぃツヨシ~、元気か~?
本日は、ヤングが被害にあってるよ。
又、今月も行くそうだから、上手くかわせよ。
む~ちゃんも、お疲れ様でした。

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