THE-KABUKI ~ザ・株鬼~: 99歳の大往生

2012年2月24日金曜日

99歳の大往生


私の一番の幸せは、あなたの子どもで生まれた事です。
もう一度生まれ代われる事あったら、あなたの子どもで生まれたい。
深い愛を、たくさん頂きました。
叱られた記憶、ほとんどありません。
温厚で大らかな性格、怒ったような顔、見た記憶ありません。
学問は、続けられるとこまで続けなさい。
物やお金は失う事あっても、頭や体にうえつけた学問や技術は失う事ないからね。
姉三人、妹一人、父親は養子、そんな家庭でした。
あなた呼ぶとき、母の声が変わる、なんてよく言われました。
本当に私を愛してたんですね。
両親から多くのもの授かりました。
その一番は、感性だと思います。
他人に見えないものが見える、凄いもの授かりました。
それが相場の世界で、とても役立っています。
全員学校に行っているのに、誰も働いてない家庭、まっことおかしい家でした。
売り食いだったんですね・・・。
年々貧しくなっていく、そんな状態。
8つ上の長女、小学生の時、家庭教師二人ついてました。
誕生日には、北原白秋の詩集と真っ赤な革靴、いい生活してたんですね~。
父は才あれど能無し、そんな男でした。
背高く、超イケメン、見合いの席で母、ポーッとしてしまったも、良く解ります。
怠け者でも博学でダンディーで超イケメンの父といられただけで、母幸せだったのでしょう。
99歳の大往生、遂に来るときが来ました。
ここ2年間、涙枯れるまで泣きました。
覚悟は出来ていたので、案外冷静です。
昨年すぐ上の姉、本日母、味方がどんどん召されてしまう。
否、天国へ行って応援団になり、天から味方してくれることでしょう。
さようなら、愛しの母・・・。
大きな愛を本当に有難うございました。

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